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先輩の声

Comments by Senior Associates

この会社を選んだ理由/入社して良かったこと

フィルター製造の奥深さを知る程、より興味が広がりました

 私は理系(化学)専攻でしたので、とにかく研究や開発に関わる仕事がしたいと思って就職活動を始めました。しかしながら、その頃はリーマンショック直後の氷河期で、就活市場自体が停滞ムードの時期でしたので、そもそもの選択肢が多くなかったという事実もありました。
 そんな中ですが、当時、日本フィルター工業(以下、JFT)では会社説明会だけでなく工場見学もさせてもらえたことが、この会社に興味を持つきっかけとなりました。特に、製造工程(トウという繊維状の材料が機械に引っ張られた後、あっという間に形状の全然異なるフィルタープラグの形になっていく工程)がとても興味深いと感じたことを今でもはっきり覚えていますし、また、説明会の際に対応してくれた社員が優しかったことも好印象でした。
 入社後、実際に現場でのオペレーション業務を担った際、この興味に対して期待通りの面白さがあったと思いましたし、また、フィルター製造の奥深さを知る程、興味は更に広がったと思います。

これまでの経験/職場環境で良いこと

入社5年目に出産と育児休職を経験

 製造現場、技術開発、品質管理などの経験を経て、入社5年目に出産と育児休職を経験しました。当時、本社には女性にとってモデルケースとなるような先輩社員が少なかったのですが、男性でも育休取得者がいたことや、総務部から丁寧な制度説明を受けることができたため、特段の不安もなく育児休職に入ることができました。休暇や休職など、必要な制度を利用しやすい雰囲気のある会社だと思っています。今では2人の子どもがいますが、育児と両立しながらフルタイムで仕事を続けています。
 一方、業務面では育児休職の復帰直後に苦労したこともありました。当時、主に試製(試作)を担っていましたが、育児都合による短時間勤務をしながらでは試製(試作)の対応、分析を進めるには時間と物理的に明らかな限界がありました。その後、技術開発に掛かる経費の管理をすることとなり、間接的に開発業務に携わることとなるのですが、これまでにお金関係の勉強も仕事も一切の経験がない私にとっては、わからないことだらけでした。また、本当は理系の仕事がしたかったのに・・・という思いもあり、何のためにやっているのかということが見えず、それから長いことモチベーションが上がらずモヤモヤとした日々を送っていました。でも、その苦痛と苦労がきっかけで、あるときから、「もっと楽なやり方はないか」「自分のようなド素人が見ても簡単にわかるようなマニュアル等の整備をしよう!」という想いが芽生え、少しずつ改善に取り組んでいったところ、気付けば以前ほど苦労せずに業務をこなせる自分がいました。結果として、理系の私にとっては専門外だったお金に関する知識が広がりましたし、それが開発や改善活動にも繋がり、活かされているという実感もできるようになりました。今ではむしろ、どんな業務であっても、目の前の仕事を効率化し、楽にしようという仕組みづくりに面白さを見出しています。

今後の目標

業務改善という仕組みそのものを見直す仕事がしたい

 開発経費の担当をしていた頃、自ら専門部署や関係グループ会社に相談や質問をしにいった結果として多くの協力を得られ、一人ではできないような業務改善ができた経験があります。今後は、自身や自チームの仕事だけでなく、工場・全社を巻き込みながらより影響の大きい(全社的な)効率化、省力化、コスト低減などに貢献していきたいと思っています!特に今は、工場への働きかけがしやすい組織(本社 品質管理チーム)にいますし、デジタルツールがルーティン業務をこなせるような時代にあっても、「業務改善という仕組みそのものを見直す仕事」は人間にしかできないことだと思うので、そういったことに注力したいと思っています!
 また、デジソル技術の講演会などにも参加してきたことで人脈が広がってきていて、社外にもデジソル仲間がいます。情報収集したことを会社に還元するのはもちろんのこと、デジソルに対して社内でなかなか理解を得られないような時にあっても、想いを共有できる仲間がいるだけで粘り強く頑張れたりします。最近では、もはや趣味に近いレベルでデジソル※技術に興味を持っているので、子育てもある傍ら、業務時間外にも情報収集や学習に取り組んでいたりします。是非とも工場の品質管理業務に活かしたいと思うような技術も見つかってきていますので、積極的に工場に提案していき、全社的な業務効率化に繋げたいというのが現在の私の目標です! ※デジソル: デジタルソリューションのこと